張禧嬪(チャンヒビン)は本当に悪女だった?美人王妃の転落ストーリー!

この記事では、美人王妃としても朝鮮王朝三代悪女としても名が知られる張禧嬪(チャンヒビン)についてまとめています。

・張禧嬪って本当に悪女なの?
・張禧嬪がした悪行を知りたい
・張禧嬪が登場するドラマは?

ゆき

こんな疑問に応えていくよ!

張禧嬪は悪女の代名詞であるとともに、その美しさから王を翻弄し女官から王妃にまで上り詰めています。

王からの寵愛、王妃の座、王の後継者になった息子。

彼女が得たものの中で、一番満足したものは一体何だったのでしょう。

この記事で分かること
・張禧嬪のプロフィール
・張禧嬪の生涯ストーリー
・張禧嬪が登場するドラマ作品一覧

張禧嬪(チャンヒビン)のプロフィール

引用:BS-TBS 『トンイ』でイ・ソヨンが演じる張禧嬪
姓名張禧嬪(チャンヒビン)
生没年1659年11月3日〜1701年11月9日
配偶者第19代王・粛宗
第20代王・景宗
ゆき

張禧嬪は女官として宮廷入りしていたんだけど、女好きだった第19代王・粛宗がその美貌に一目惚れして一夜をともにする仲になっていったの。そんな中、粛宗の母親である明聖(ミョンソン)王后は、張禧嬪を見て「何かこの女は災いを起こす」と胸騒ぎがしたそうよ。

ひろき

母の勘というか、女の勘ってすごいね。

ゆき

母親によって張禧嬪は一旦は宮廷から追放されるんだけど、母親が亡くなると粛宗の正室だった仁顕(イニョン)王后が「殿下が気に入っていた女官をそばに仕えさせてあげたい」と言って宮廷に呼び戻したの。戻ってきた張禧嬪は側室として王からの寵愛を受けてわがままに振る舞ったそうよ。

ひろき

仁顕王后は呼び戻したことをさぞかし後悔しただろうね。

ゆき

流石の仁顕王后も見るにみかねて、張禧嬪を呼び出してお仕置きをしたみたいだけど、全く反省する様子はなかったの。それどころか、張禧嬪は王との間に長男を出産すると”元子(ウォンジャ)”に指名するよう王に迫ったそうよ。

豆知識①元子(ウォンジャ)とは
本来、王の後継ぎは世子(セジャ)と呼ばれるんだけど、選ばれるのは5歳前後でそれまでは後継者として正式には認められていないことになるの。ただし、有力な世子候補が生まれた時には元子に指名することができて、よほどのことがない限り5歳前後で世子に昇格したんだよ。つまり、生まれてすぐに元子に指名されることで、将来の王位が約束されてた、ってことだね。

ゆき

仁顕王后は当時まだ21歳で正室から王子が生まれる可能性も十分あって周囲は反対したみたいだけど、張禧嬪の狙い通り息子は元子になったわ。そして、張禧嬪を王妃に昇格させて、仁顕王后は「嫉妬深いから」という理由で廃妃にされてしまったの。

ひろき

もう完全に王様は張禧嬪の言いなりになってるね。
嫉妬深いから、って自分の息子が確実に王位に就くためにライバルを減らしたかっただけのように感じるけど・・・。

ゆき

でも、ここから張禧嬪の転落人生が始まったのよ。女好きだった王の心が次第に「トンイ」の主人公のモデルにもなった淑嬪崔氏(スクピン チェシ)に移っていったの。元々は宮廷で水汲みなんかの下働きをしていたそうよ。

ひろき

そう考えると、王様は宮廷で働いている人たちのことを隅々までよく見ているんだね(笑)色眼鏡を使ってではあるけれど。

ゆき

淑嬪崔氏は仁顕王后をとても慕っていて、王様に宮廷に呼び戻すように懇願したの。そのことがきっかけとなって、仁顕王后は再び王妃として迎えられて、張禧嬪は側室に格下げされたわ。側室となって、王様からの寵愛も受けなくなった張禧嬪が唯一待ちわびていたことといえば、無事に世子になった息子が王になって、大妃(王の母)として力を取り戻すことだったの。

ひろき

淑嬪崔氏の登場によって少しづつ歯車が狂い始めたんだね。

ゆき

仁顕王后が王妃に復帰して半年後に、淑嬪崔氏が王様の次男となる王子を出産したの。こうなると、張禧嬪の息子も世子の座が安泰ではなくなって後継者をめぐる女の戦いは激しくなっていたわ。それから間も無くして仁顕王后は王様の子供を身籠ることなく病の果てに亡くなってしまったそうよ。

ひろき

仁顕王后が亡くなるなんて・・・。まだ、王妃に復帰したばかりだったのに。やるせないね。

ゆき

実は張禧嬪がライバルを減らすために仁顕王后に呪詛をかけていたそうなの。仁顕王后が亡くなった翌月に淑嬪崔氏からの告発によって発覚したのよ。

豆知識②呪詛とは
朝鮮王朝時代には、本当に人を呪い殺せると信じられていたの。この世から抹消したい人物を巫女に依頼して、怪しげな儀式を行ったり、相手の家の周囲に呪いの人形や小動物の死骸を埋めたりしたそうよ。

ゆき

次々に証拠も出てきて言い逃れできなくなった張禧嬪は王様自らの判断によって自決を言い渡されたのよ。時期王の母親なだけあって多くの波紋を呼んだみたいだけどね。そして、”死ぬ前にもう一度息子に会いたい”と願って、息子に会ったんだけど、そこで息子の下腹部を強く握ったそうよ。これが何を意味していたのか、どんな思いがあったのかは分からないけど、息子である景宗には生涯子供ができずに後継者を残せなかったそうよ。

ひろき

張禧嬪にしか分からない行動だね。あまりの辛さや悲しみで錯乱したのか、彼女なりの最後の愛情表現だったのか・・・。

ゆき

ここまで、張禧嬪の一生を振り返ってみたんだけど”本当に悪女だったのか”、と言われる所以を簡単にまとめてみるわね。一旦、張禧嬪=悪女という先入観を捨てて考えてみてほしいわ。

・仁顕王后が呪詛されたという証拠はあったが、張禧嬪がやったという確証はなかった。
・仁顕王后は王妃に復帰して以来、病気がちで呪詛を受けたから、というよりも慢性病が死因になったと考える方が自然。そもそも、子供もいない仁顕王后を排除する理由があったのか。
・むしろ標的にしたいのは王の息子を産んだ淑嬪崔氏ではないか。淑嬪崔氏の告発で呪詛事件が明らかになり張禧嬪は死罪となった。ここで一番得をするのは誰か?淑嬪崔氏が張禧嬪を陥れた可能性はないか。

ゆき

確かに張禧嬪は、小さな悪をたくさん重ねてきたかもしれないわ。でも、直接誰かを殺したり、露骨な陰謀を仕掛けたりしたわけではないの。そう思うと巨悪はもっと別にあって、「張禧嬪=悪女」っていう私たちの認識自体がもしかしたら間違っているのかもしれないわよね。

ひろき

確かにそう言われるとね。考えれば考えるほど張禧嬪ってどんな女性だったんだろう、って思うね。いろんな解釈があって本当に悪女って深いんだね!

張禧嬪(チャンヒビン)が登場するドラマ作品一覧

ドラマ名役名
トンイイ・ソヨン
張禧嬪(チャン・ヒビン)キム・ヘス
チャン・オクチョンキム・テヒ

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