【朝鮮王朝21代】英祖(イグム)|改革のため息子を葬った悲運の王

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・息子を葬った悲運の王ってどういうこと?
・英祖はどんな王様だったの?
・英祖が登場する作品は?

なつき

こんな疑問に答えていくよ!

最下層の身分出身の淑嬪崔氏(トンイ)を母に持つ英祖は、常に社会の底辺の人々への配慮を怠らなかったと言われています。

そんな英祖が、息子を自らの手でこの世から葬り去ることになった経緯とは一体どのようなものだったのでしょうか。

そこで今回は「【朝鮮王朝21代】英祖(イグム)|改革のため息子を葬った悲運の王」と題し、ご紹介して行きます。

目次

英祖(ヨンジョ)/李昑(イ・グム)のプロフィール

姓名李昑(イ・グム)
生没年1694年10月31日〜1776年4月22日
親族父:第19代王・粛宗
母:淑嬪崔氏(トンイ)
妻:貞聖王后(徐氏)、貞純王后(金氏)、他
息子:孝章世子、思悼(サド)世子/荘献(チャンホン)世子、他

略年表

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1694年粛宗と淑嬪崔氏の次男として生まれる。
1699年延礽君(ヨンイングン)に冊立される。
1720年異母兄・景宗が即位する。
1724年朝鮮王朝第21代王となる。
1725年蕩平策(タンピョンチェク)を宣言。
1728年李麟佐(イ・インジャ)の乱が起こる。
1749年荘献世子(チャンホンセジャ)に代理摂政を命じる。
1762年世子が米びつ事件で死亡、思悼世子(サドセジャ)の名を与える。
1776年83歳で死去。
引用:韓国時代劇で学ぶ人物事典

英祖を取り巻く人物

英祖の関係人物

史実では

21代王の英祖は第19代王・粛宗と淑嬪崔氏の次男。異母兄の景宗(チャンヒビンの長男)が急死し、跡継ぎがいなかった為に老論派に推戴され31歳で即位する。

英祖は庶子で母のトンイがムスリ(下女)出身という負い目や、先代王・景宗を毒殺したという噂に苦しんだ。朝廷は景宗支持の少論派が掌握しており、1728年には、イ・インジェら少論派の急進派と南人派が反乱を起こすが、失敗。

老論派は少論派の排除を叫んだが、英祖は乱の首謀者だけを処刑して少論派も政権に参加させた。党派に偏らず実力によって人材登用を行う蕩平策で派閥の弊害を食い止め、これによって英祖の権力基盤は盤石となったとされている。


他にも、兵役義務の代わりに収める布の量を半分にして民の負担を軽減させた均役法(キュニョブポブ)や、奴婢たちに公私賎法を定めて賎民出身のビムと権利をはっきりさせ、賎民男子と平民女子の間に生まれた娘は良民となることを保証した。


しかし、党派の舵取りもうまくこなした名君の一人とされるが、壬午士禍(イモサファ)で息子である世子(後の思悼世子)を死なせてしまった。

引用:韓国時代劇で学ぶ人物大辞典

ドラマでは

なつき

英祖は超が付くほど有名よね。
ソンヨナ〜、ソンヨナ〜でおなじみのイ・サンのおじいちゃんよ。

はると

そのドラマなら僕もみたよ!
子役からのサン、ソンヨン、テスの関係が尊いんだよね。
おじいちゃんの英祖はどんな人だったの?

なつき

英祖は農業や商業を発展させて民の暮らしを豊かにした名君と言われてるんだけど、派閥の思惑にはめられて息子の思悼世子を死なせるという汚点もある王様なんだよ。

はると

そうなんだ。でも息子を葬った、ってどういうこと?

なつき

次期、王になるはずだった実の息子・荘献世子が家臣たちの策略によって謀反者の濡れ衣を着せられたの。そうとは知らずに、憤慨した英祖は自ら自決を命じ米びつの中で餓死させてしまうの。息子の死後、ようやく冷静になった英祖は自分の行いを後悔して彼を追尊したそうよ。そして、償いの思いから荘献世子の長男であるイ・サンを第22代王に指名して、幼い頃から帝王教育を受けさせたんだって。

はると

自分で息子を死なせてしまった、なんて後悔してもしきれないよね。
孫のイ・サンを王様にすることで自分と息子の思いを託したのかもしれないね。

なつき

そうね。ドラマ「イ・サン」では名優イ・スンジェが重厚に演じてるから必見よ。後、ハン・ソッキュが英祖役の「秘密の扉」では、老論が王を圧迫し、追い詰められた思悼世子が自ら米びつに入るまでをミステリーターゲットで描いてるからこれも是非見てみて!!

英祖(ヨンジョ)の豆知識

なつき

英祖が亡くなったのは83歳。これは歴代王の中で最も長生きで、在位期間も約52年と最長なんだよ。

はると

へぇ凄い!!ちなみに2番目は誰なの?

なつき

2番目は英祖のお父さんの粛宗で46年在位したわ。

なつき

後、英祖といったら在位中に8回も譲位宣言をしたことは有名ね。これは世子や臣下たちの忠誠心を試すためで、うっかり賛成すれば謀反とみなされ命の危険すらあったそうよ。

はると

とんだ迷惑じゃん。。。

なつき

そうね、私も同感。

ちなみに、イ・サンを見てる人は記憶に新しいと思うけど、66歳の時に14歳の継妃・貞純王后金氏を迎えてたわよね。この決め手は金氏が「木綿が民の服をつくる素材になるから、好きな花は綿の花」と答えたからだって。常に社会の底辺の人たちへ配慮を怠らなかった王らしいエピソードなのよ。

はると

トンイの影響が大きかったんだねー。

英祖(ヨンジョ)/李昑(イ・グム)の登場する主な作品

作品名(ドラマ)役者名
王道(1991)キム・ソンウォン
大王の道(1998)パク・グニョン
洪國榮(2001)チェ・ブラム
イ・サン(2007)イ・スンジェ
トンイ(2010)イ・ソノ/子役:イ・ヒョンソク
ペク・ドンス(2011)チョン・グクファン
秘密の扉(2014)ハン・ソッキュ
テバク〜運命の瞬間(とき)〜(2016)ヨ・ジング
ヘチ 王座への道(2019)チョン・イル
袖先赤いクットン(2021)イ・ドクファ
作品名(映画)
王の運命〜歴史を変えた八日間〜(2015)ソン・ガンホ
なつき

英祖が登場する作品の中でSTORYでPICK UPしている作品がいくつかあるから、気になる人は見てみてね!

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