この記事では、朝鮮王朝時代の女性に注目し、女官や王妃、側室の髪型についてまとめています。
・髪型の呼び方について知りたい!
・髪型が意味する女性の特徴について詳しく知りたい!
こんな要望に応えていくよ!
朝鮮王朝を舞台にしたドラマでは、様々な髪型をした女性が登場しますよね。
実は、その髪型ひとつ一つに意味があるって知っていましたか?
髪型の意味を知ることで、韓国時代劇の面白さが増すこと間違いなしです!
そこで、今回は「【朝鮮王朝】女官や王妃、側室の髪型まとめ|イラスト付きで徹底解説」と題し、ご紹介していきます。
装飾を施した宮中女性の髪型が意味するものとは
豊かな髪が美しい女性の条件とされたいたこの時代には、色んな髪型が発達したんだよ。特に宮中の女性たちは身分や場によって髪型が決められていたの。
確かに、違うドラマの中でも王妃様がしている髪型や飾りには共通点があったり、身分の低い人や庶民は質素な髪型をしていた気がする!
後ね、儀式用には主に3つの髪型があって、まず大首(テス)という髪型は、髪を肩までおろし下が広がった三角形を作り、頭の前方をピニョや花冠で装飾したものを指すわ。
【朝鮮王朝】女官や王妃、側室の髪型【髪型編】
早速、イラストと一緒に説明していくから記憶と照らし合わせながら見ていってね!
チョプチモリ
宮中の女性たちの礼装時の髪型。髪につけるチョプチ(分け目につける装飾具)は身分によってデザインや素材が異なった。王妃は華やかな鳳凰のチョプチをつけた。
オヨモリ
王族の女性や両班の夫人、高位の女官たちがしていた髪型。丸型、角型、蝶型の飾りに真珠や宝石などをあしらった“トルジャム“というかんざしを付けることで髪をより一層美しく見せた。
タウンモリ
未婚女性の髪型。髪を額の中央で左右にわけ、後ろで三つ編みにしたスタイル。髪の先にテンギと言われる布でできた髪飾りをつけた。処女は赤色で独身は黒色のテンギ。
チョクチンモリ
既婚女性の髪型。後ろでまげを結い、テンギ(布)とピニョ(かんざし)で固定し、高貴な女性のみがティコジ(短めのかんざし)などで装飾した。
カチェモリ
両班(地位の高い人)や妓生がしていた髪型。カチェはカツラで、大きいほど美しいとされていた。そこに飾りを合わせると平均で3〜4kgほどで、カツラの重みで首が折れて亡くなった人もいたとか。
どの髪型も見たことあるよ!大きな頭、と思っていたのは結構カツラだったんだね。重みで死んじゃう人がいたなんて・・・。
おしゃれは我慢って言うけど、今も昔も変わらないんだね。
大きくて高さのある髪が、富の象徴でもあり美しいとされていた時代だったのよ。
【朝鮮王朝】女官や王妃、側室の髪型【被り物編】
カツラまでは【髪型編】で紹介したけど、次からはもはやデカすぎ、派手すぎな頭について紹介していくわ!
トグジモリ(クンモリ)
オヨモリの上にトグジと言われる木製の大きな飾りを載せたスタイル。トグジの長さは38-42cm程度、幅は20-23cm程度であった。トグジには髪を三つ編みにしたような彫刻が施されていた。
チョンモ
外出する時や馬に乗るときに使っていた帽子の一種。表面には、花や蝶、文字が装飾されていた。両側の紐を顎の下で結ぶと顔が見えなくなる。
ファガン(花冠)
婚礼や祝い事の際に両班階級の高貴な女性が使用した。布に金やビーズ、真珠を飾ることで、美しさを強調した。
テスモリ
宮中での正式な儀式に出席するときに、王妃がしていた髪型。頭の両端には鳳凰が彫刻され、金色に装飾されたかんざしをさした。女性の中では一番権威がある髪型とされる。
プンチャ
防寒のための帽子。頭頂部はほとんど開いているが首筋まで覆うことができた。表面はシルクで中には綿が使われている。帽子の上に紐やサンゴ、宝石、ビーズなどの装飾を付けて飾った。
もはや、最後のプンチャは防寒具のはずなのに、頭のてっぺんが開いてるって謎でしかないね。そこ閉じれなかったのかな・・・。なんて思っちゃう僕は、まだまだおしゃれ初心者だね。
女官から紐解く朝鮮時代劇の魅力
女性たちの髪型に注目してみることで、新たな時代劇の面白さや当時の女性たちの大変さについて知れましたよね。
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